A Flock Named Murder – Incendiary Sanctum

崇拝は常に神聖なものを超えた先にあります。崇拝は理想の中に、そして偶像崇拝の中に宿ります。私たちは進歩を崇拝します。私たちは古き良き過去という神話を崇拝します。私たちは権力を崇拝します。崇拝されるものが不正行為を犯すことが不可能になるとき、それは陰湿になります。崇拝の目にはすべてが正当化され、その腐った種は最悪の人間の残虐行為につながる可能性があります。

「Incendiary Sanctum」は、崇拝という概念そのものを焼き尽くす弔いの言葉です。それは、肉体を超えた、乗り越えられない世界への憧れです。それは、人類と私たちが失った人々、そして私たちがここに生まれる前に来て去り、痕跡もなく消え去ったすべての人々についての熟考です。時間の流れの中での生と死、多くの人が置き去りにされたり、不意に連れ去られたりします。私たちがその記憶にしがみつくことこそが私たちの強さであり、それは今あるすべてであり、いつかは消え去ってしまうものでもあります。それは、自己の内なる聖域が火葬台となり、神の無限の沈黙となるのです。

A Flock Named Murderは、ブラックメタル、ポストメタル、ドゥーム、そしてデスメタルの要素をシームレスに融合させ、広大で没入感のあるサウンドを作り上げています。