伝説のドラマー、亡きTony Allenのジャンルにとらわれないドラミング・スキルと、Foalsのフロントマン、Yannis Philippakisによるソングライティングのセンスを新鮮な視点で融合させたYannis & The Yawプロジェクトは、今年最も魅力的な新しいコラボレーションのひとつとなりました。8月30日の「Lagos Paris London」EPのリリースを前に、このプロジェクトに対する興味は、ニューシングル “Rain Can’t Reach Us” のリリースでさらに高まることでしょう。
“Rain Can’t Reach Us” は、Tony Allenの器用なリズムを中心にした、催眠術のような激しいハウル。執拗なアフロビート調のループからYannisの渾身のフック、そしてカタルシスをもたらすアウトロの解放まで、幾重にも重なる展開。その轟音スタイルは、黙示録的な環境悪化の結果から逃れようとするパニックと無駄を想像させる歌詞にぴったり。
ヤニス曰く、「『Rain Can’t Reach Us』のことを長い間 “The Tornado”と呼んでいました。この曲はFoalsの曲になる可能性もあったけれど、トニーとアイデアを共有することで、別のものになったんです。それは本当にエキサイティングなことだと思います。ランダムに座標を入れて、車に乗って運転して、どこに現れるかわからないようなものです。どこにでも導かれるように」