Wild Wild Wets – “THE CUT”

サンディエゴのグランジサイケバンド、Wild Wild Wetsが最近リリースしたLP ‘Love Always‘ の収録曲 “The Cut “のストップモーション・アニメーション・ビデオ(Sierra Wallerによる)を公開しました。バンドメンバーのMike TuriとTaejon Romanikが語ってくれました。

「この曲は、”切断すること” をテーマにしています。Echo and the Bunnymenの “The Cutter” にちなんで、音楽業界や守旧派のことを “The Cutter” に擬人化したんだ。エコーは「惜しい、カッター!」と言うが、「カットへの参加を待っている」と絶叫させ、門外漢のカルト的な叫びを表現しているのである。”Change is calling” というセリフは、このアルバムを作りながら、この世界の奇妙な波の中をサーフィンしている僕らにとって、ちょっとしたマントラのような役割を果たしている」

「”The Cut” は、僕らが今まで作った曲の中で最も速く、最もヘヴィな曲です。ただ、ある瞬間から生まれたものです。この曲の生々しいエネルギーは、(マイクと僕がこの海岸に住む前の)古くてヘヴィなサンディエゴの音楽シーンへのオマージュのように感じられる。Hot Snakes、Some Girls、The Long and Short of Itなどのバンドは、Casbahなどのクラブの薄暗いダンスフロアを汗だくの若い信者でいっぱいにしていた」

「音色的には、ボーカルに様々なヒーローを取り入れたり、歌詞の中で自分たちのタイトルを引用したり、WWWetsのサウンドの特徴ともなっているボーカル・ペダルのオートメーションを使って、昔なじみのトリックを取り入れたりしています。自分の一部を外に出そうとする情熱との葛藤と、そこから見える自分自身の反応がテーマです」

「切り捨てるか、カルトに身を委ねるか、それが問われている」

「このビデオは、アニメーターのSierra Wallerと一緒に作ったヒーローの物語で、敵味方の区別がつかず、結末がはっきりしない作品です。ストーリーそのものが、アーティスト自身の旅と、それを食い物にする古い門外漢や否定的な人たちを映し出しています」

「全てはシエラの手によるものだ。カット、ドローイング、そしてストップモーションアニメーション。最終的な編集は、アルバムのエグゼクティブ・プロデューサーであるJean Carlo Mendez、バンドメンバーの私とTaejon Romanikと共同で行われました」