Springtime – “Will To Power”

Springtimeは、オーストラリア出身の Gareth Liddiard (the Drones/Tropical Fuck Storm)、Jim White (Xylouris White/Dirty Three)、Chris Abrahams (The Necks)の3人で構成された新しいアートロックトリオです。このアルバムには、Will Oldhamの “West Palm Beach” のカバーや、リディアードの叔父である英国の詩人、イアン・デューヒッグとのコラボレーションなどが収録されています。レコードのリードシングル “Will To Power” は印象的な導入部で、6分間にわたるギターのファズとピアノが、Liddiardのだんだんと動揺してくるボーカルの下で、終末論的な熱狂へと徐々に変化していきます。

「人類は何もしないではいられない」とリディアードは言います。「もっと、もっと、もっと、もっとしなければならない。トカゲやカンガルーのように、ただくつろいでいるだけではいけないのか?それのどこがいけないのか?岩を見てください、岩は存在します。仕事が終わって、ゲームオーバー。これ以上何かをしたり、何かになったりする必要はありません。では、なぜ宇宙は存在するのでしょうか?根本的にエレガントでシンプルなものは、確かに調理されすぎています。あなたはシンプルさとエレガンスを求めますか?いっそのこと、存在しないほうがいい。なぜ何かになる必要があるのか、それはとても無駄なことです。Will To Power」は、そんなことをテーマにしたディスコ・ジャムなんだ。” マット・マクギガンが監督したミュージック・ビデオをご覧いただけます。


Posted on 09/22/2021