Sloppy Jane – “Party Anthem”

Sloppy Jane と Phoebe Bridgers(フィービー・ブリッジス)の関係は古く、フィービーはバンドでベースを弾いていましたし、プロジェクトの主宰者である Haley Dahl(ヘイリー・ダール)は複数のショーでフィービーのステージに参加しています。今回、フィービーは Sloppy Janeと自身のレーベル Saddest Factory(ヘイリーのツイートが名前の由来)と契約し、ニューアルバム ‘Madison‘ をリリースします。ヘイリーと21人のバンドメンバーは、このアルバムをウェスト・バージニア州にある Lost World Caverns内で全てレコーディングしました。この場所は、彼女が何年もかけてこのプロジェクトに最適な洞窟を探して見つけた場所です。

「フィービーと私は高校時代に友達になりました。私はゴスでお風呂に入らず、彼女は小さな自転車がついたドレスを着ていました。その時にお互いをクールだと勘違いして、それが続いたのです」とヘイリーは言います。「フィービーは私の最も親しい友人の一人であり、私の作品を異なるものにしているものこそ価値があると常に考えてくれている人でもあります。彼女は Sloppy Janeでベースを弾いていました。ニューヨークに移ったとき、バンドをもっと大きくして、室内楽の楽器を取り入れたいという話をしたら、多くの人が意味を理解してくれなかったんだけど、フィービーは『オーケストラを呼んできて』と言ってくれたんだ」

「私が洞窟でのレコーディングについて話し始めたとき、彼女はすぐに理解してくれて、最高にクールだと思ってくれた数少ない人の一人でした」 とヘイリーは続けます。「こんなに個人的な背景と熱意を持っている人と一緒に仕事をするのは、ある意味当然のことだったんです」。「Saddest Factory Records というレーベル名は、私がツイッターで言ったジョークから来ていますが、これは私の理想的なプロとしての軌跡を象徴していると思います。私と同じように理解し合える友人たちが、同じジョークを何度も繰り返しながらプラットフォームを拡大していくのです」

「Sloppy Janeのショーほど観客を魅了したものはありません」 とフィービーは付け加えます。「オープニングがゴミ箱の火事だったリシーダのハウスショーでも、ニューヨークの2000席の劇場でも。彼らは、私が16歳のときからずっと好きなバンドです。驚いたことはないし、いつも感動しています。私は、ヘイリーが洞窟に行ってレコードを作りたいと思ったことが意味のあることだと思える世界に生きていることを嬉しく思います。これはもう名盤よ」


Posted on 09/09/2021