Shady Bug – “zero expectations”

Shady Bugにとって、この4年間は長かった。今月末にリリース予定の『What’s the Use? EP』は、LP『Lemon Lime』をリリースして以来、彼らがどこにいたのか、その答えとなるものです。バンド史上最長の曲である、圧倒的なクローザー “lizard” をすでにリリースしている彼らは、オープニングの “zero expectations” という形で、”What’s the Use?” の次の味を披露してくれました。

“zero expectations” には、シューゲイザーの領域に入りそうな、ウージーでサーフィンのような感触があり、EPの残りの部分もそれに続いています。この曲は、ジリジリとした、オープニングにふさわしいものであり、彼らがいなくなってからも、絶対に失敗していないバンドへの再入門として歓迎されるものだ。実際、『What’s the Use』はバンドにとって最強の作品かもしれない。

ボーカル/ギターのハンナ・レイニーは、次のように語っています。

「”Zero Expectations” は、本当はとても不安なのに、オープンマインドで状況に臨むために自分に言い聞かせるモットーです。”やるべきことは全部やったし、リストから全部消したのに…どうして誰も気づいてくれなかったの?” この歌詞は、音楽業界に媚びようとする人たちを揶揄しているのですが、自分も時々その一人だと思います。災害や海のゴミ、気候の温暖化など、社会が鈍感になっている。なんだかディストピア的ですね。このようなことを1曲の中で書くと、混沌としているように見えるかもしれませんが、それは間違いなくShady Bugサウンドの押し合いへし合いという雰囲気です」

Posted on 06/01/2023