Scarlet Rae – Call Off The Day

ロサンゼルス出身、ニューヨークを拠点に活動するアーティスト、Scarlet Raeが、Bayonet Recordsから新作EP『No Heavy Goodbyes』をリリースしました。彼女は、静かなアコースティックサウンドと、シューゲイザーの陰鬱さ、そしてささやくようなエフェクトのかかったボーカルを融合させた独自のスタイルを確立しています。ティーンの頃から様々なプロジェクトで活動してきたベテランで、2019年にはインディーフォークバンドRose Dornのフロントウーマンとしてデビューアルバム『Days You Were Leaving』を発表しています。

このEPは、長期間のスランプを経て一気に書き上げられたもので、彼女の持ち味を保ちつつ、より荒々しいテクスチャーと鋭いストーリーテリングが特徴です。ロサンゼルスでプロデューサーのJordan Lawlor(M83、Oberhofer)と共に完成されたこの作品では、Placeboからインスピレーションを得て、彼女自身がほとんどのパートを演奏しています。亡くなった兄弟への追悼や、死後の悲しみといった個人的な喪失の感情を深く掘り下げており、生々しいテーマを幽玄で魅惑的なサウンドで包み込んでいます。

Posted on 09/20/2025