Saint Kochi – “Leeches”

インドとケニアから移住してきた両親のもとにロンドンで生まれた新進気鋭の英国チェンバーポップ/サイケポップ・アーティスト、Saint Kochiは、非凡で特異な人生を歩んできた。クリケットのプロ選手としてスターダムにのし上がろうとしたこと、芸術の世界で生きていくことに疑問を抱いた両親、そして巨大な船の販売員という思いがけないキャリアなど、彼の時間を占めるものはたくさんあったのだ。

Saint Kochiは、生涯の夢であった音楽制作を続け、昨年、セルフタイトルのデビューEPをリリースしました。このデビューEPの話題性をもとに、イギリスのチェンバーポップとサイケポップのアーティストであるDom Gandertonが共同プロデュースした2nd EP ‘Almost Lost‘ が正式にドロップされました。このEPは、この新進気鋭の英国人アーティストにとって大胆な前進であり、リスナーを別の場所に連れて行くような、ゴージャスで思慮深い音楽を作り出している。

‘Almost Lost’ の4枚目となる最新シングル “Leeches” は、打ち込みギター、高騰するオーケストラ・アレンジ、ファジーでリゼルギーなギターソロ、巨大なフックが、この新進気鋭の英国人アーティストの清らかなファルセットと対になっており、驚くほど豪華で考え深い曲となっています。「バスキアの絵から引用した「Leeches」という歌詞があるのですが、人との交流や人間関係と並んで存在する、人々の人生の語られない現実について、とても身近な感覚で考えさせられました」とSaint Kochiは語っています。

主にSaint Kochiの専用地下スタジオで録音されましたが、14人のストリングスセクションによるストリングスアレンジは、RadioheadのThe Bendsなどの象徴的なアルバムを録音したRAK Studiosで録音されています。このストリングスセクションは、「映画のようなジェームズ・ボンドやビートルズのような大きなストリングスを使ったレコードを作りたい」という新進気鋭の英国人アーティストの野望を実現させたのです。

Kate Renshaw-Lewisが監督を務め、アニメーション、VHS、転送作業員Dillion Mooreをフィーチャーした “Leeches” のビデオは、アニメーションのSaint Kochiがロンドンの日常で出会う人々の生活の中でリゼルグな旅をする様子を描いています。

Posted on 08/11/2022