Record Setter – “Present Tense”

Record Setterが2020年にアルバム ‘I Owe You Nothing’ をリリースしてからほぼ1年が経ちましたが、その記念日に先駆けて “Present Tense” のビデオを制作しました。All Hallows Productionsの Erin Devanyが監督したこのビデオのダークで不気味なクリップは、今の時期にぴったりです。この曲は、ほとんどがインストゥルメンタルで、最後の最後でスクリーモのクライマックスが炸裂する曲です。

ヴォーカルのジュディ・ミッチェルは、「この曲を作ったとき、リスナーが立ち止まって考えるきっかけになるように、意図的に歌詞を入れませんでした。少しの歌詞でも、反芻や回想という行為に焦点を当てています。ですから、エリンが暴力的な行為の解離した記憶というアイデアを持ってきたとき、私はこの音楽の雰囲気にぴったりだと思いました」

監督のエリンは、「このビデオのアイデアは、実は数年前の悪夢の中で思いついたものなんです。血まみれになって、暗くてどこまでも続く道に2つの死体を運んでいる夢を見ました。意味のない行為の償いをさせられることは、恐ろしくもあり、現実的でもあります。私は、Record Setterの歌詞とサウンドの深さを、まるで爪を立てているような感覚で表現したかったのです。そしてそれは、見ているうちにさらに強くなっていく万力のような握り方でもありました。このような素晴らしいアーティストと一緒に仕事をして、この恐ろしい感情に物語を与えることができたのは、非常にカタルシスがあり、とても幸運なことだと思っています」


Posted on 10/29/2021