伝説的なバンド、Prolapseが新シングル「On The Quarter Days」を3月25日に発表しました。このタイトルは、バンドによると「古代において、無に最も近いものはペッパーコーンレント(名目上の金額)を支払うことでした。これは象徴的な行為であり、四半期日(年間4日、何も与えずに拘束力のある契約を結ぶことができる日)に支払われることが多かった」ことを示しています。
2015年に予期せぬ再結成を果たし、2022年には本格的なライブツアーを行ったバンドは、通常の仕事をしながらも不定期にライブ活動を続けています。彼らは以前から新曲のレコーディングを示唆していましたが、前作アルバム『Ghosts Of Dead Aeroplanes』から25年以上が経過し、待望のニューアルバムからの最初のシングルがついにリリースされました。このアルバムは今年の後半に登場予定です。
オリジナルメンバーである「Scottish」Mick Derrick、Linda Steelyard(ボーカル)、David Jeffreys(ギター)、Pat Marsden(ギター/キーボード)、そして強力なリズムセクションの「Geordie」Mick Harrison(ベース)と「Octopus」Tim Pattison(ドラム)に加え、7番目の仲間であるDonald Ross Skinnerも参加しています。バンドは、3月20日に6MusicのMark Riley & Gideon Coe Showで新曲を初めて披露しました。
「On The Quarter Days」は期待を裏切ることがありません。Prolapseはまるで冷凍されたかのように、若々しい自信、傲慢さ、明るさ、陽気さ、そして攻撃的な活力を保っています。曲は、Kim Wildeの「Kids In America」へのオマージュのような脈打つシンセサイザーの音色から始まり、ポストパンク、クラウトロック、ノイズロックのデュアルギターによる攻撃へと展開します。MickとLindaは、1999年から変わらぬ簡潔なコールアンドレスポンスの言葉遊びを披露し、不安定な不協和音が楽曲を脱線させようとしますが、推進力のあるベースとリズミカルなドラムのタイトさのおかげで、なんとかそれを防いでいます。
夜が昼に続くように、執拗で悩ましい循環的なリフが、典型的な熱狂的でスリリングなノイズのクライマックスへと構築されるのは確実です。それこそがProlapseの本質です。「On The Quarter Days」は、以前と変わらず、完璧に制御された美しい混沌の7分間でありながら、楽曲としての魅力も兼ね備えています。