Philip Frobos – “Never Noticed”

アトランタのトリオ Omniは、3枚のアルバムと数枚のシングルを通じて、ジリジリとしながらも自信に満ちたミニマル・ポストパンクの系統を作り上げてきました。この緊張感は、フロントマンである Philip Frobos(フィリップ・フロボス)のソロデビューアルバム ‘Vague Enough To Satisfy‘ でも継続しています。この作品は、彼の半自伝的な同名小説のサウンドトラックでもあります。

「”Never Noticed” では、3/4拍子のギターリフ、控えめなボーカル、エコーのかかったドラムマシンのパルスなど、アルバムに必要な要素が凝縮されています。このビデオでは、小説のテーマである旅するミュージシャンの生活におけるロマンチックな部分と平凡な部分が描かれており、バーで働くフロボスがにやけた顔をしています。カクテルのレシピとショートフィルムを兼ねたこの作品は、「アトランタのバー・シーンと、早朝に小さな特別な会話をするためにあちこちに立ち寄った友人たちへのラブレター」だと彼は説明しています。

「この曲は私の最初のワルツです。痛みに苦しむ友人が、ケアや麻痺、注意を必要としている様子を描いています。彼らを助けるために必要なものは何でも与えたいと思いますが、限界があることも知っています。舞台は、私がかつて働いていた悪名高いオクトパス・バーで、ケリー・ソーンとケネス・フィゲロアが出演しています。ケリーは、この小説とビデオのために『Saturn Return』というタイトルのカクテルを書いてくれました。作り方とレシピはビデオをご覧ください。お楽しみに!」


Posted on 09/29/2021