Pearl & The Oysters – “Evening Sun”

“Evening Sun” は、アルバムの中でも特に落ち着いた曲のひとつです。この曲のアイデアは、”エンドレスサマー “という言葉を逆手に取ったものです。かつてはパラダイスのように約束されていた永遠の夏が、実際にはディストピア的な脅威に変わってしまったという事実を、私たち自身が認識したことがきっかけでした。この歌詞は、夜10時まで日が沈まない6月のパリの長い日を再発見したことと、故郷で他人になってしまったという相関性のある経験からも着想を得ています。基本的なリズムトラックは、Greg Bette(別名:Garçon de Plage)とAlexis Fugain(別名:Biche)と一緒に、パリから1時間ほど離れたアヒルの池の近くのとても静かな敷地にあるAlexisのStudio Claudioで録音しました。当時、曲はまだ完全には形になっていませんでしたが、スタジオで魔法のようにまとまりました。この曲の最初のアレンジをアレクシスと一緒に行ったことは、’Flowerland‘ 制作のハイライトのひとつとなっています。

もうすぐ10時だけど、まだ暗くないよね
早くしないと 閉園してしまうわよ
何を言ってるんだ?
人混みをかき分けて眠たいと思いながら

もう一日、太陽の下で過ごす
月の上では「バンド・オン・ザ・ラン」を演奏している
最後に飲み物が必要になったのはいつだろう?
わからない、考えてみよう、考えてみよう

色がぐるぐる回っている
あなたの頭を逆さにして
足が地面につかない
メリーゴーランドに乗って

しびれてきたから横になろうかな
故郷の観光客のように
夕方の太陽に目を奪われたことは?
こんなに暑くても夏はまだ始まっていないのに

もう一杯だけ、夜にしよう
シェードが見つからない 未来は明るすぎる
一年で一番長い日はどれくらいだろう?
わからないけど、近いよ、近いよ

色がぐるぐる回っている
あなたの頭を逆さにして
足が地面につかない
メリーゴーランドに乗って


Posted on 08/16/2021