アトランタ在住のアーティストThomas Howardによるエクスペリメンタルベッドルームポッププロジェクトとして知られるOrchid Mantisが、2021年の ‘Visitations’ に続くリリース予定の7thアルバムからのファーストシングル “Lucid Dreams” を発表しました。2014年のプロジェクト開始以来、ハワードの特徴であるローファイ・サウンドは、「アンビエントな曲構成とポップな曲作りの間のエッジ」に生息しており、彼は不明瞭なサンプルやユニークな録音技術を駆使して、「忘却」、つまり記憶、時間、場所のしばしば捉えがたい儚い性質に関わるノスタルジックで真面目な物語に空間を切り開くよう働いています。
アップビートでノスタルジックなギターのメロディで始まる “Lucid Dreams” は、時間が経つにつれて徐々に雰囲気が増していき、ハワードのボーカルは、濃霧を貫く一筋の光を思わせる。ハワードの明るいボーカルは、濃い霧を突き抜けるような光線を連想させます。この曲は、夢から覚め、コーラスに到達する前のもので、毎回、インストゥルメンタルが無意識から意識への激しい移行を示し、啓示とは違う何かを暗示するようなものになっています。
