Nick Hakimは、非常に親しみやすい音楽で知られ、最新シングル “Vertigo” もそのパターンを崩さない。このフォーク・ソウル・ミュージシャンは、またしてもサイケデリアへの親和性を示しています。この曲は、ATO RecordsからリリースされるHakimの最新アルバム ‘Cometa‘ に向けてリリースされた2枚目のシングルです。このアルバムは、全体として、浮遊する愛を探求するものとなっています。「重要なのは、自分自身に対する愛の極限を見つけることです」 とHakimはステートメントで語っています。「周りの世界が崩壊しているように見えるとき、自分の中に純粋な愛を見つけることです。
リズミカルなミュート・ギターで始まり、Hakimのエコーするボーカルに包まれる “Vertigo” は、リスナーを宙吊りにし、この幽体離脱の経験を信頼するように求めます。歌詞では、”回転する、地獄のような速さで、動いているのが私なのか部屋なのか分からない” と強調されています。そして、このシングルのために公開されたミュージックビデオは、間違いなくこの点を強調しています。
Asli Baykalが監督した見事な映像は、常に転がり続ける状態で、Hakimと周囲の風景は常に独創的な方法でリフレーミングされています。このビデオは、ボスニア・ヘルツェゴビナでロケが行われ、Vojin Kusicが妻を喜ばせるために建てた回転する家（そうです、軸で回転する家です）で撮影されました。これほどまでに楽曲にマッチしたものはないだろう。
