Naomi Alligator – “Concession Stand Girl”

バージニア州出身のソングライターでマルチメディアアーティストの Corrinne James(コリンヌ・ジェイムス)は、「私の音楽は、現実ではいつも言えないことを言うための空間を提供してくれていると思います。現実には存在しないすべての会話のためのスペースが音楽の中にあるのです」

バージニア大学でニューメディアと映画を専攻していたジェイムスは、Naomi Alligatorという名前で秘密のBandcampを作り、自宅で録音したものをオンラインにアップロードし始めました。Liz Phairの初期のポートスタジオでの録音のような、まばらで告白的な性質に触発されたジェームズは、個人的な逸話を共有し、処理するために、自分自身の音楽ジャーナルを作ることに決めました。彼女のモダン・フォーク・プロダクションと詩的なソングライティングは、Joan Baezや Steeleye Spanのようなアーティストのサウンドを21世紀の文脈にリンクさせています。ジェームズは、膨大な数のセルフリリースを構成する曲の中で、罪悪感、目的、嫉妬と格闘し、生き生きとした物語を生み出しています。最初のアップロードから5年、10数枚のリリースを経た今秋、ジェイムスは4曲入りの新しいEP ‘Concession Stand Girl‘ を発表し、Carparkからデビューします。

EPの冒頭を飾る ‘Concession Stand Girl’ のタイトル曲では、ジェイムスは高校のフットボールの試合で、感謝されないチケット係の心の内を歌っています。ジェームズはキラキラしたバンジョーを弾きながら、試合に参加するために彼女を通らなければならない観客一人一人と売店の女の子との関係を詳しく歌います。「一見すると些細なことですが、売店の女の子は、フットボールの試合に参加する観客一人一人と関わりを持たなければなりません。物理的に試合を見ることができないにもかかわらず、彼女の頭の中では、試合に参加している人々との関係が語られているのです。この曲には、Corrinne Jamesが制作したアニメーション・ビデオが添えられています。

私は10フィートの高さがあれば、フットボールの試合を見ることができるのにと思います。
私が7インチ小さければ雨の中でも泳げるのに

もう1枚のチケットを私の手に、もう1人の人がゲートをくぐる

お腹の中に赤ちゃんがいる
タッチダウンの時に 叫ぶのよ

もう一枚のチケットを手にして もう一人の人がゲートを通る

観客席で酔っ払ったことはないけど
私は先生たちに恋をした

もう一枚のチケットをこの手に
もう一人だけゲートをくぐって

Posted on 09/02/2021