Maral – “Mari’s Groove”

2019年のアルバム ‘Mahur Club’ がMaralの「フォーク・クラブ」サウンドの導入となったとすれば、Leaving Recordsからリリースされた3枚目のフルレングスは、その方式が最も洗練されていることがわかる。

イランのフォーク、クラシック、ポップスの広範なライブラリーを活用しながらフィードバックを多用するこのLA在住のイラン系アメリカ人プロデューサーは、11曲を通じて参照点と「自己」のあらゆる二項対立を超越している。Ground Groove “では、Maralが民族音楽学者としての役割を担っているのが分かる。

ペルシャの民謡のサンプルをクランキーなダブアウトとパンク調の抽象的なサウンドで構成しており、今回紹介する “Mari’s Groove” はその典型的な例と言えるだろう。

Posted on 09/28/2022