King Gizzard & The Lizard Wizard – Deadstick

King Gizzard and the Lizard Wizardが、新たなオーケストラアルバム『Phantom Island』の詳細を発表しました。自身のレーベル(p)doom recordsより6月13日にリリースされます。リサイクルブラックヴァイナルでの予約も開始されています。

全10曲を収録したこのアルバムは、2024年の『Flight b741』と同じセッションから生まれた楽曲群ですが、Stuart Mackenzieによれば「完成させるのがより難しかった。音楽的に、もう少し時間と空間と考察が必要だった」とのこと。そこで彼は、イギリスの指揮者であり編曲家であるChad Kellyに協力を仰ぎました。「彼はカメレオンのようなアレンジに、豊かな音楽的意識をもたらしてくれる」とMackenzieは語ります。「僕たちは全く異なる世界から来ていて、彼はモーツァルトやバッハを演奏し、彼らが使っていたのと同じハープシコードを同じように調律する。でも、僕と同じように、微分音音楽やそういったオタクっぽいことにも夢中なんです。」

昨年、アルバムのタイトル曲を公開していたKing Gizzardですが、今回、ホーンセクションがフィーチャーされたブギー調のソウルフルなロックナンバー「Deadstick」をリリースしました。Guy Tyzakが監督したミュージックビデオでは、段ボールで作られた実物大の墜落した飛行機が登場します。Tyzakは「風景画のように、様々な人々や小道具が点在するフレームを作りたかったんです。『Deadstick』は飛行機のプロペラが飛行中に停止することを意味するので、美しい場所に段ボール製の巨大な飛行機が墜落するというアイデアにしました。曲が大きく混沌としているので、スウィングダンサーや風変わりなエキストラをキャスティングして風景を埋め尽くしました」と語っています。

Posted on 04/15/2025