Julia Shapiro – “Death (XIII)”

Julia Shapiro(ジュリア・シャピロ) (Chastity Belt, Childbirth, Who Is She?) が、セカンド・ソロ・アルバム ‘Zorked‘ に先駆けて、新曲「Death (XIII)」とミュージック・ビデオを公開しました。不吉なタイトルにふさわしく、この曲はダークで異世界的な雰囲気を醸し出しています。ギターのディストーション、ドロドロなベース、シャピロのドローンのようなボーカルが渦巻く霧のように広がり、美しさと不吉さが混ざり合っています。”具体的な何かにしがみついていても、落ちることには自由がある”と彼女はサビで歌い、無は恐れるべきものではなく、むしろ受け入れるべきものであると表現しています。

シャピロは、この曲のインスピレーションについて次のように述べています。

「この曲は、タロットカードの “死 “からインスピレーションを受けています。友人の Bree Mckenna(ブリー・マッケンナ)(Tacocat、Childbirth)が、さまざまなタロットカードにインスパイアされた曲を集めたコンピレーションを作るという天才的なアイデアを持っていました。彼女は私のために “死” のカードを選んでくれました。私はすぐに、超ヘビーなサウンド(死!!)にしたいと思いました。ちょうどその頃、Jesu、DIIV、King Womanなど、ヘビーでスローな音楽をたくさん聴いていたからね。欲しいギター・トーンを手に入れたら、あとは自然にできました。この曲は、アレハンドロ・ホドロフスキーの著書『The Way of Tarot』に掲載されている「死」のカード(ホドロフスキーは「The Nameless Arcanum」と呼んでいます)の解釈からヒントを得て、1日ほどで書き上げました。「死」のカードは、その意味を十分に理解していない人には恐れられがちですが、実際には、新たなスタートを切り、自分自身を浄化するために必要な変容と捉えることができます。言い換えれば、新たな始まりとも言えます(この曲がアルバムの1曲目である理由の一つでもあります)」

これで終わりです。
幻想の終わり
終わらせる
混乱を終わらせる

真実を教えてください
私がそれを見るのを助ける
変われるように
最後に息を吸って

具体的な何かにしがみついて
落ちることには自由がある
自分の好きな絵を描いた
それは現実ではなかった、正しくなかった

そんな安堵感
私はすっかり消耗してしまった
これが終わりなのか
期待するのは

かつて真実だったものが
否定されてしまうのか
すべての現実は
ただの反射だった

何か具体的なものにしがみついて
落ちることに自由があるのに
自分の好きな絵を描いた
それは現実ではなく、正しいものではなかった


Posted on 09/08/2021