Jacob Turnbloom – “Balboa Park”

Jacob Turnbloom(ジェイコブ・ターンブルーム)は20年近く、陽の光のようなテーマとは無縁の音楽を作り続けており、特に明るいハーモニー、ジャングリーなギター、ローファイ・パンクを組み合わせたガレージ・サーフ・バンド、Mrs. Magicianのギター/ボーカルとして有名である。彼は、入手困難なテープから2019年の『Cemetary Luau』まで、初の「公式」ソロアルバムとして、口ずさむポストパンクの闇と疲れ切ったギターファズをブレンドしたソロ楽曲も発表している。悲しい人のための悲しい曲を作るのに飽きたTurnbloomが、DangerbirdのMicrodoseシリーズからリリースした最新シングル “Balboa Park” は、みんなのためのハッピーポップ(悲しい人歓迎)に初めて挑戦したものだ。

“Balboa Park” は、サンディエゴそのものを歌った曲で、ミュージシャンの故郷と、この街をユニークにしている街の特徴へのラブレターです。ファジーなギターとアップビートなドラムの上に、パンデミックに関連した孤立状態の自宅で録音されたターンブルームは、サンディエゴ動物園、遊園地、そして太陽の下で一日を過ごすことについて歌いながら、耳から耳へと微笑みを浮かべ、私たちを太陽の下へと連れて行きます。この曲は、ジーザス・アンド・メリー・チェインのような雰囲気を持つ回ですが、その…純粋にハッピーなんです。Turnbloom、Tiffany Lizardi、Joel Matis、Chris Vegaが撮影したビデオでは、Turnbloomが最高のWaldoの真似をして、人ごみに紛れないようにしながら、陽光あふれるサンディエゴの名所を巡っている様子が描かれています。それは、リスニングそのものと同じように簡単なことです。サンディエゴの街並みは美しく、この作品にまつわるすべてが気持ちのいいものです。

この曲について、Turnbloomは次のように語っています。「僕はこれまで4枚のアルバムに相当する、憂鬱でシニカルで自虐的で内向的な曲を書いてきたんだ。僕は恋に落ちたり、アイスクリームを食べたりする歌を書きたいんだ。この曲は食べ物と動物園の動物についてだ」

Posted on 06/24/2022