Goon – Begin Here

ロサンゼルスを拠点とする4人組バンド Goon が、7月11日にBorn Loserからリリースするニューアルバム『Dream 3』より、3rdシングル「Begin Here」のミュージックビデオを公開しました。

バンドの Kenny Becker はプレスリリースでこの曲について次のようにコメントしています。「少し前から温めていたリバースギターの進行があって、2023年のツアー中にベース兼ボーカルの Tamara にデモ版を見せたんです。彼女が次のレコードに入れるべきだと強く推してくれました。歌詞は、失恋についての瞑想になりました。まるで渓谷の真ん中で傷つき死にかけている動物のような気分でした。Tamara はその失恋の間ずっと僕のそばにいてくれたので、彼女を歌に登場させるのが適切だと感じました」。

Goonは以前、リードシングル「Closer to」(弊社のSongs of the Weekに選出)を公開し、その後2ndシングル「Patsy’s Twin」のミュージックビデオ(こちらもSongs of the Weekに選出)も発表しています。

タイトルが示す通り、『Dream 3』はバンドにとって3枚目のアルバムとなります。Goonはもともとシンガー兼マルチインストゥルメンタリストの Kenny Becker のソロプロジェクトとして始まりましたが、その後、ドラムの Andy Polito、ギターの Dillon Peralta、ベースの Tamara Simons が加わり、現在の4人組となりました。

このアルバムは失恋から生まれました。「このレコードを始めたときはとてもワクワクしていました」と Becker はプレスリリースで語っています。「ソングライティングはあまり型にはまらず、少し自由な発想で、最も面白そうなアイデアを追求できました。最初は本当に楽しいレコーディングプロセスでした。しかし、その後に人生で最も打ちのめされる時期が訪れました」。

アルバムのオープニングトラックでもある「Begin Here」には、「Let me cry to Tamara」という歌詞があり、これはバンドのベーシストを指しています。「この曲は、しばらく前から温めていた少しリバースされたギターの進行から始まりました」と Becker は説明します。「それをベースプレイヤーの Tamara に見せたところ、彼女はそれに強く反応し、曲を具体化するべきだと主張しました。最後に『Let me cry to Tamara』と歌うのは、レコーディング中ずっとそうしていたからです。僕にとって、この曲は晴れやかでアップビートなメロディーを持っていますが、それは絶望的な場所から生まれているんです。その緊張感が気に入っています」。

Posted on 06/19/2025