デヴォンで共に育ち、中学校の音楽教師の勧めで結成を促されたGlasshouse Red Spider Miteは、様々なプロジェクトの解散を経て、2023年に音楽的に再接続し、本格的に活動を開始しました。
オーディオ機器店の奥でプロデューサーのLouis Milburnによって録音された「Everyone Loves You」は、1分以上かけてコードをなぞるギターの旋律で幕を開け、確固たる足場を見つけたところで、Ethanの幽玄なボーカルが最初のヴァースに忍び寄ります。静かなブラシドラムが緊張感を高め、遂には美しくもフックのある完璧なコーラスへと解放されます。
故郷のデヴォンと現在の拠点であるブライトンでBen Hardyが監督したミュージックビデオと共にリリースされた「Everybody Loves You」は、バンドのライブの締めくくりとして定番の楽曲となっており、不気味なスローコアから激しく重いリフが炸裂する「Ant Mill」、フォークのような静けさを持つ「Time For Change」、そして frenetic でアングular なロックが展開される最終トラック「I’m Batman」まで、幅広い音楽性を内包するEP「What Do You Mean…」への完璧な導入となっています。