Geese – “Low Era”

ブルックリンのバンド、Geeseは、デビューアルバム ‘Projector‘ のリリースを発表しました。そしてアルバムからの2枚目のシングルは、”Low Era” と題され、ミュージックビデオ(監督:Fons Schiedon)とともに公開されています。

“Low Era” は、ポストパンクとダンスロックを融合させた催眠的な曲で、執拗なグルーヴと蜘蛛の巣状のギターリフにより、繊細かつ確かなサイケデリアを表現しています。一方、キャメロン・ウィンターの歌詞は、無愛想なものからまさに黙示録的なものまで多岐にわたっています。バンドは、”Low Era” について次のように述べています。

「私たちは、すべてのサウンドを超ヘビーで、不気味で、複雑なものにしようとしていましたが、それは私たちがその方法しか知らなかったからです。”Low Era” のような床に置くタイプの曲は、しばらくの間、私たちにとって少し毒のように感じられていました。ある種の境界線を強要するのをやめたら、結果的には予想外にうまくいきましたし、アルバム全体に登場するサイケデリックな3D要素の先駆けにもなりました。

私たちは、リスナーを少し混乱させるというアイデアが好きで、すべての曲が前の曲の反作用になるようにして、キャッチーなものと複雑なもの、速いものと遅いものの間をピンボールのように行き来しています。”Low Era” はその一端であり、結果的に自分たちが作れると思っていた曲の幅を広げてくれました」


Posted on 08/25/2021