Fucked Up – “One Day”

2018年に最後の正規アルバムとなる ‘Dose Your Dreams’ をリリースした後、しばらくの間、事態はスローダウンしたように見えた。しかし、トロントのハードコア・ヒーローは昨年以来、長く続く干支シリーズの一環として、ダブルLPの長さを持つ巨大な「EP」であるYear Of The Horseを追い出し、それに続いて手強いノイズロックEPである ‘Oberon’ をリリースしているのである。そして今回、6枚目の公式フルアルバムを発表することになった。

そのタイトル通り、’One Day‘ は24時間以内に完全に書き上げられ、レコーディングされた。2019年末近く、ギタリスト兼主要作曲家のMike Haliechukは、8時間のスタジオ・セッション3回で、アルバムに収録されている全10曲を構想し、記録した。そして、ドラマーのJonah Falcoに、事前に音楽を聴かずにスタジオに入り、自分のドラム・パートを録音するよう挑んだ。2014年の ‘Glass Boys’ 以来、初めて作詞に参加したリード・バーカーのDamian Abrahamは、パンデミックに邪魔されて ‘Year Of The Horse’ に焦点を移すまでは、同様の方法で作詞を担当する予定だったという。プレス・リリースでは、彼の頭脳空間についてこのように洞察を述べている。

「ボーカルを録音するのはこれが最後かもしれないと思ったんだ。もうここにいない友人たちに何を伝えたいのか。自分自身に何を伝えたいのか? ‘Year Of The Horse’ でファンタジーの世界に引きこもった後、このレコードは現実の世界に戻ってきたような感じだ」

出来上がったアルバムは、「もし1日だけ与えられたら、あなたは何をすると思いますか、または何を達成できると思いますか?」という質問を投げかけていると伝えられています。監督Colin Medleyによる “One Day” のタイトル曲のビデオをご覧ください。

Posted on 10/26/2022