Fieh – “Grendehus Funkadelic”

グルーヴを中心とした Fiehの新しい音楽には、最初にバンドを紹介したファンク・バンガーだけでなく、より実験的でオーケストラ的な曲も含まれています。The Roots, Joni Mitchell, Erykah Badu, The Beatles and Solangeなどに影響を受けたという話を聞けば、Fiehのサウンドがどのようなものかがわかるでしょう。創造性にあふれ、ファンキーなバックボーンに支えられていますが、やはり基盤となるのは曲です。歌詞は、日常生活、事件、人、愛などのテーマを中心に展開しており、実生活に密着したリアルなストーリーです。

‘In the Sun in the Rain’ のレコーディングには、ノルウェーの有名なミュージシャン兼プロデューサーの Lars Horntveth(Jaga Jazzist、Susanne Sundfør、The Staves、Kimbra)が参加しており、彼のスキルと多彩なテイストが間違いなくミックスに活かされています。ミックスといえば、伝説の “アナログ忍者” Russell Elevadoが担当しました。D’Angelo、Angélique Kidjo、The Rootsなどとの仕事で知られる Elevadoは、スタジオでのバンドの意図を増幅させ、レコードのサウンドにさらなる個性を与えています。

新作アルバム ‘In the Sun in the Rain’ からのファーストシングルは、”Grendehus Funkadelic” です。オスロの Palace Grillで演奏されたライブ・ビデオが公開されました。”Grendehus” とは、田舎にある地域の集会所のようなもので、小さなコミュニティハウスや「村」の家のようなものです。プロムナイトから、結婚式、葬式、募金活動など、あらゆることを行う場所です。ソフィ・トレフスコールによると、この曲は「人々が一週間の間、穏やかで内気に過ごしていたのに、金曜日の夜になるとグレンデヒューゼットですっかりワイルドになっている様子」をイメージしているそうです。午後7時から11時の間、人々は座って行儀よくしているが、その直後に自分たちが暴走してしまい、最後には裸で溝にはまってしまう様子を描いている」

Posted on 11/24/2021