Fehlt – “Withdrawal”

Fehltは、イギリスのリーズ出身の5人組で、数年前から不協和音のインディー・ロックを作っています。シンガー&ソングライターのEwan Barr(元Dose)を中心に、Will Shuttleworth(ギター)、Ben Udin(ドラム)、Adam Rundle(ベース)、Anna Patterson(バイオリン)が在籍しています。バンドのサウンドは、OmniやPreoccupationsと同じような世界観で、不協和音ながらもメロディックで、スパイダーのようなギターパートが絡み合っています。

オリジナル5曲とJoy Divisionの “No Love Lost” のカバーを収録したデビューEP ‘Figure Two‘ からのリードシングル “Withdrawal” について、

「この曲は、最初は “Serotonin” というタイトルのもっとゆっくりしたデモだったんだ。しかし、この曲を書き直したとき、若年層に無謀にも抗うつ剤を処方することの影響についてのドキュメンタリーを見ていました。英国政府がメンタルヘルスサービスに投資している資金が不足しているため、GPは待機リストが長すぎて選択の余地がありません。薬物療法は、離脱症状のリスクが議論されることなく、手っ取り早い解決策とみなされています」

“Withdrawal” のビデオは、Barrが監督したもので、非常にクールなアブストラクト・アニメーションになっています。

Posted on 08/13/2021