Eve Adams – “La Ronde”

「新しい場所に行くには、身軽でなければならず、運命に身をゆだねなければなりません」と Eve Adams(イブ・アダムス)は語り、彼女の印象的なニューアルバム ‘Metal Bird‘ が誕生する背景を即座に示しています。リリースされる全10曲の中で、アダムスは神秘的で魔法のようなオーラを醸し出しています。飛行機での旅の奇妙なイメージ、豪華な1930年代のバラード、そしてフィルムノワールの美学が形作られており、これらすべてが、「地獄と地獄を往復する青春の旅」と称されています。

サックス奏者であり、アートパンク集団 Crack Cloudのプロデューサーでもある Bryce Cloghesyと共にレコーディングされた本作は、Basin Rockからリリースされます。このアルバムは、リードトラック “La Ronde” の公開と同時に発表されました。美しい3分半の曲で、その雰囲気と表現の両方の不気味さに完全に魅了されます。映画や写真を学んできたアダムスは、この印象的なビデオを自ら監督し、アルバムに添えられた豊富なアートワークもデザインしました。

“La Ronde” は、夢のトンネルビジョンのように、目の前にあるものしか見ることができないような、バレエのような、明らかに謎めいた曲です。微妙に歪んだギターラインや、時折流れるメランコリックなピアノなどの繊細な楽器編成は、優しく心に残るものであり、アダムスの声を中心に、モノクロームの世界を彷彿とさせています。

Posted on 10/27/2021