Eli Winter – “Davening in Threes”

6月、アメリカの若きプリミティブ・ギタリスト、Eli Winterは、Yasmin Williams, Ryley Walker, David Grubbs, jaimie branchなど豪華ゲストを迎えたセルフタイトルの新作を発表し、そのオープニングトラック “From A Chisos Bluebonnet” を聴かせた。今回は、エレガントなフィンガースタイルの作品をご紹介します。

Winterがシカゴのアパートで3時間弱の睡眠で録音した8分間のライブパフォーマンス映像が公開されている。スタジオバージョンでは、エレクトリックギターにYasmin WilliamsとCameron Knowler、ペダルスチールにSam Wagster、ドラムにTyler Damonを迎えています。ビデオでは、ウィンターがアコースティック・ギターから鮮やかなサウンドを奏でています。この曲について、彼はこう語っています。

「”Davening In Threes” は、作曲するのが難しい時期にできた曲で、この曲が簡単にできたことは、ちょっとした奇跡のように感じています。Tyler DamonとSam Wagsterとの共同作業は、4ヶ月にわたってデュオとトリオでリハーサルを行うことができたので、非常に有機的なものでした。この曲の印象は、彼らや、親しい友人で頻繁にコラボレーションしているCameron Knowlerだけでなく、Yasmin Williamsにも広がりました。Yasminと私は2019年にずっと一緒にツアーを行い、パンデミックの始まりの時期に親しくなり、偶然にも2枚目のアルバムを制作している時だった。ここでは、アルバムで演奏する全員と同じように、私は彼女にいくつかの指導的な提案をしましたが、最終的には彼女の曲の印象に合ったものを演奏してくれるようお願いしました。そして、Cameronにも同じようにお願いしました。この2人の演奏は、恍惚としているようでもあり、5人の会話を2本の糸でつないだような感じでもあります。祈りのような、曲そのものが揺れ動くようなコール&レスポンスが聴こえるのです。だから、このタイトルなのだ」

Posted on 08/03/2022