Dosserは、Pianos Become the Teethのツアー（残念ながらツアー参加メンバーからCOVIDが検出されたため、ツアーは中止となりました）のオープニングを飾っており、そのツアーでニューシングル “Joy Thief” を演奏しています。この曲は、Dinosaur Jr、Superchunk、Sugarといったバンドのようなパンチの効いたパンキッシュなパワーポップで、大きく明るいギターリフと粘っこいフックを備えています。彼らは何かを再発明しようとしているわけではないが、そのサウンドは実にうまくできていて、この種のものが求めるすべての快感ポイントを押さえる方法を本当によく知っている。この曲について、ギタリスト／ヴォーカリストのBret Lanahanは次のように語っている。
「子供の頃から不自由な不安や憂鬱にひどく悩まされてきた。若い頃はこの2つが何なのか理解できず、いつも自分がおかしいのか、自分の中に何か悪いものがあってこのような気持ちになっているのだと考えていた。胸を開いて、自分の中にある悪いものを吐き出せば、気持ちが楽になるんじゃないかと、よく変な白昼夢を見たものです。
血まみれのシーンとかではなく、私の若い脳が悪い考えを取り除く唯一の方法として思い浮かべたのでしょう。年齢を重ね、心の病がどのようなものかを理解できるようになると、薬という形で助けを得ることができるようになりました。この曲は、精神的な病気と向き合おうとしたり、治療しようとしたりする人によくある、2つの角のどちらかに追い詰められているような感覚を、行ったり来たりして表現しています。薬で治療して、ほとんど何も感じない、完全に空っぽの状態になるか、ただ対処して、ほとんど耐えられないほどの激しい感情を持つか、どちらかです。解放を見つけるのが一番難しいんだ。歌詞はかなりシンプルですが、私にとって大きなウェイトを占めています」
Pianos Become the TeethのMichael Yorkが監督したこの曲のビデオを公開しています。
