Bodywash – “Massif Central”

モントリオールのドリーム・ポップ/シューゲイズ・デュオ、Bodywash(ことChris StewardとRosie Long Decter)は、2019年のデビューLP『Comforter』に続くニュー・アルバム『I Held the Shape While I Could』を発表しています。Comforter』以降、Bodywashは2020年の「Follow」や昨年の「Kind Of Light」といったシングルをシェアしており、後者は『I Held The Shape While I Could』に収録される予定だ。この曲は、スチュワードが、政府からの手紙のタイプミスにより、合法的な就労資格を失い、カナダの官僚的な地獄に落ちてしまったことを反映したものです。

「カナダに8年間住んでいた後、2021年の春に、政府の事務的なミスによって、私はここでの法的地位を失うことになりました」とスチュワードは説明します。「イギリス国民である私は、働く権利を失いました。アパートの隅を歩くことしかできない数カ月の間に、私の貯金は少しずつ減っていきました。自分のために築き上げようと思っていた人生が、官僚主義的な奈落の底に消えてしまいそうだったので、私は荷物をまとめて出て行く覚悟をしました」 とスチュワードは説明する。

スチュワードは続ける。「”Massif” は崖に向かって泣き叫んでいるような音で、エコーが聞こえるかどうかわからない。この曲は、私のベッドの後ろの壁に閉じ込められたリスが、救われるために爪で引っ掻いているところからインスピレーションを得たものです。友人、家族、音楽、そして数人の移民弁護士(と残りの貯金)の助けによって、私は今、この国の永住権を持っている。しかし、この曲は、私が搾取的な制度に遭遇したことの証として残っている」。

“Massif Central” には、Jordan Allenが監督したビデオが付いており、彼はこう付け加えている。「”Massif Central” では、クリスが経験したパニックと緊迫感を表現し、官僚主義の手にかかると感じる不安と絶望を抽象的に表現したいと思いました。グラフィックは、迷路に迷い込んだような、そびえ立つ建造物や水平線に引き込まれるような、そんなイメージを意識して選びました。カメラはバンドのCCTVビューでありながら、グリッチしてより感情的な内面的なビジュアル面を明らかにする、というアイデアでした」。

Posted on 01/26/2023