Anna Mieke – “Twin”

ウィックローのソングライターでマルチ・インストゥルメンタリストのAnna Miekeは、2年ぶりのシングルリリースで2019年の『Idle Mind』に続くセカンド・アルバムのリリースを控えている。

“Twin” は、ベースのRozi Plain(This Is The Kit)、パーカッションのMatthew Jacobson(ReDiViDeR)、シンセとピアノのRyan Hargadon(Kojaque, Rachael Lavelle)、ストリングのCora Venus Lunnyが演奏する軽快なフォーク・ソングである。

「この曲は私にとって、20代前半の激しさ、新しい人々、人間関係、場所、そして渇望を思い起こさせるものです。そして、常に動いていたい、どこか違うところに行きたいという渇望…永久に落ち着かない気持ちです。この曲は、記憶と現実の対比、そしてある種のロマンティシズムについて触れています。と現実、そして特定の記憶のロマンティシズムについて触れています。私たちは、その瞬間を過剰に分析し、過剰に描写する傾向があり、それは私たちが覚えたいと思っている実際の時間/出来事/経験から遠ざかってしまうことがあるのです」

この曲には、これまでBig Thief、Hand Habits、Katie Von Schleicherなどと仕事をしてきたV Haddadによるビデオが付属しています。

「Anna Miekeと私は “Twin” のビデオでコラボレーションし、思い出すことの肖像画のようなものを作りたいと思いました。私たちは、振り返るためのレンズの使い方を視覚化しました。
そして、過去と現在の自分の間に起こる不完全な会話を、温かさと理解をもって強調しました。それは精神生活と記憶のモンタージュです」

ローザンヌの狭い路地での曖昧な記憶
赤の中を走り抜け、公園で泳いだ。
真夜中の線路の音
硬い街の光に飲み込まれそう

かすかな記憶、波打つ後知恵
同じ言葉、同じ事の繰り返し
プラスチック製の花は舗装道路に落ちている
溝の中の犬、煙でつぶらな瞳

ああ、なんて空虚な時間なんだ
待つことは苦ではない、話す言葉の失望だ

時には言わない方がいいこともある
朝の翼であなたを待っていた
時には言わない方がいいこともある
君が望むなら、僕たちはまだ他人だ
時には物事は言わない方がいい
朝の翼であなたを待っていた
言わぬが花ということもある
あなたが望むなら、私たちはまだ他人です

ローザンヌの誰もいない街で、昔の敵が
疑問の月の光の下で
埃を集め、このために時間を費やす
ああ恋人よ、どんな気持ちかわかるよ

車のライトに照らされた常緑樹が点滅している
私たちは西に向かい、何とか時間をやり過ごした
空のプールで熱の夢を見る 高壁の青いプール
いつかは引きずり出す

時には何も言わない方がいいこともある
朝の翼で君を待っていた
時には言わない方がいいこともある
君が望むなら僕らはまだ赤の他人だ
言わずにいた方がいいこともある
朝の翼であなたを待っていた
むしろ言わないほうがいいこともある
余韻に浸りたいのなら 私たちはまだ他人よ
時には物事を言わない方がいいこともある
朝の翼であなたを待っていた
むしろ言わないほうがいいこともある
余韻に浸りたいのなら 私たちはまだ他人なのだから

Posted on 06/29/2022