小説にインスパイアされた友情の心理戦を、ダンスビートと2人のミニマルなアンサンブルへ昇華 —— 幼少期の音源と現在が奇妙に共鳴し合う、Ada Leaの果敢なる実験作『the end is a wave』

小説にインスパイアされた友情の心理戦を、ダンスビートと2人のミニマルなアンサンブルへ昇華 —— 幼少期の音源と現在が奇妙に共鳴し合う、Ada Leaの果敢なる実験作『the end is a wave』

モントリオールを拠点に活動するシンガーソングライターAlexandra LevyのプロジェクトAda Leaが、待望のニューシングル「copycat」をリリースしました。ダンスビートを搭載したこの楽曲は、エレナ・フェッランテの小説『ナポリの四部作』にインスパイアされており、友人同士の親密さ、比較、そして自己の境界線という、複雑で時に少し不健全な友情のパワーバランスを、彼女らしい鋭い視点で鮮烈に描き出しています。

このシングルも収録されるニュープロジェクト『the end is a wave』(Saddle Creek / Next Door Recordsより8月12日リリース)は、前作『when i paint my masterpiece』から約1年という短いスパンで発表される注目の新作です。本作は一種の「実験」として位置づけられており、前作のカットアウト曲や彼女が子供時代に録音した古い音源を組み合わせ、楽曲の脆さを試すような試みがなされています。アーティストの燃え尽き症候群やエネルギーの枯渇と戦いながらも、「創作こそが自分が生まれてきた理由」と語る彼女の純粋な表現欲求が、妥協のない形で凝縮された作品となっています。

サウンド面では、これまでのフルバンド編成やLuke Templeらとのタッグから一転し、Thanya Iyerらとの仕事で知られるDaniel Gélinasを共同プロデューサーに迎え、彼とAlexandra Levyの2人のみで演奏・録音が行われました。さらに今回は彼女自身が3曲のミックスを手がけるなど、これまでのキャリア(ポラリス音楽賞ロングリスト選出など)の延長線上にありながらも、よりパーソナルで、古いものと新しいものが奇妙に共鳴し合う独自のインディロック/ポップの世界を作り上げています。