バーモント出身のオルタナティブ/インディー・ロック・ミュージシャンGreg Freemanが、通算3作目となるフルアルバム『All Set The Bone』のリリースを発表し、先行シングル「Indu」を公開しました。2022年の『I Looked Out』、2025年の前作『Burnover』に続く今作は、生活拠点の移動や個人的な悲痛、社会的な緊張といった激動の体験を全13曲に凝縮。長年のパートナーであるGarrett LinckやSam Atallahに加え、FlorryのJoey Sullivan、Anna McClellanといった多才なコラボレーター陣とともに、ハリウッドのスタジオで一気に書き上げられました。
アルバム『All Set The Bone』は、自身が「多くの変化と緊張の反映」と語る通り、居心地の良さをあえて拒絶し、直感とカオスを受け入れることで生み出された情熱的な作品です。PavementやModest Mouseのような90年代オルタナの歪んだ質感から、FugaziやUnwoundを彷彿とさせるヘヴィなポスト・ハードコアのダイナミズム、さらにはブラスやバロック調のピアノまでもを取り込んだ複雑な展開を見せます。不確実な時代を生きる葛藤や悲哀を、剥き出しの言葉と濃密なセッションでダイレクトに音像化しています。
そのオープニングを飾る先行シングル「Indu」は、アルバム全体の切迫したトーンを強烈に印象付ける楽曲です。「ドラマーのように感じたい、存在を感じさせながらも姿は見せない」という歌詞が示す通り、各パートが緻密に組み合わさることで圧倒的なアンサンブルと緊張感を生み出しています。カオスと精度という相反する要素の間で繰り広げられるアンサンブルは、「アルバム制作は自分を怖がらせるものであるべきだ」というFreemanのストイックな創作美学を力強く証明しています。
