Torn Hawk – Let’s Cry And Do Pushups At The Same Time (Mexican Summer)

今の店と前の店の丁度間にあるおでん屋のオヤジ。この辺じゃ有名な口うるさじじいで、色んなものに噛み付く事のは日常。ずっと行われている踏切工事にも散々文句を言っているのを見たことがある。でも口うるさじじいは、なにもおでん屋だけではなさそうだ。ひとつ隣りの駅の同じく工事をしている踏切近くにある米屋のオヤジが同じように工事の人に噛み付いていた。どことなく声のトーンやしゃべり方もおでん屋と似ている。ただ文句を言いたいだけ、そして文句をやんわり受け流すだけの工事担当者。どちらにしても意味がない時間がただ過ぎて行く。 この音にもなにか聞き覚えがある。初期DucktailsやRangersとか、うん、ちょうど前の店の頃に流行っていたような感じの音。それ以降のわずか2,3年の間にトレンドになった要素は加わっていて、ハッキリとした音でぐっとくる。ものすごく好きだし、もしこれが2,3年前に完成していたら超名盤。しつこいが凄く好きだけど、彼にはギターに頼らないで突き抜けて欲しかったかな。