Top 50 Albums of 2018

Freedom's Goblin

20. Ty Segall – Freedom’s Goblin (Drag City)

今年もリリース・ノルマが高すぎて、関連作を含めると全部で5作?も出していましたが、本命作となるとこちらになるでしょう。色々と出してくれて聞く方もいつも大変なんですが、それなりに印象に残る作品は決まってくるんですよね。

Courtney Barnett - Tell Me How You Really Feel

19. Courtney Barnett – Tell Me How You Really Feel (Mom + Pop/Milk!)

先行曲を始め聞いた時、これは一番いいアルバムになるかもと思ったのですが、実際全部聞いたところで、あ、ちょっとKurt Vileっぽいなってというか、コラボ経験がちょいと反映されたのか渋味があって、突き抜けた感じではなかった。まぁそれでもいいっちゃいい。

Constant Image

18. Flasher – Constant Image (Domino)

アンダーグラウンドの名門レーベルから登場し、あれよと言う間に有名レーベルと契約してのデビューアルバム。DCバンドらしいクールな部分と柔軟なポップ・アプローチがあって、とても楽しく聴けるポストパンク。キャラクターもあるので今後の飛躍は間違い無いでしょう。

Lush art

17. Snail Mail – Lush (Matador)

デビューした頃は他にも女子メンバーがいてもっとDIYなハードコア寄りでしたが、現在はヴォーカルの子のソロ・バンドと思うほどの印象に変わりました。結果的に戦略は成功したし、シンガーとしての魅力も伝わったと思うので、次はバンドとして進化するのを見てみたい。

Years

16. Sun June – Years (Keeled Scales)

こちらも女性シンガーの印象が強いですが、ヴォーカルもバンド演奏も丁度いい控えめな作りで一体感がある。セルフ・プロデュースで録音もシンプルなのが良かったかもしれないが、きっと次は大きめのレーベルに行くと思うから、プロデュースされたりお金をかけてどう変わるか期待です。

Sex & Food

15. Unknown Mortal Orchestra – Sex & Food (Jagjaguwar)

これで4作目ですが、デビュー作から基本的な部分は変わってないですよね。その基本構成の中から今回は、レトロなサイケロックとディスコが少しつ強くなったかな。でも他の部分が色濃く出てもこのユニットとしての音は保たれそうで、現に後に出たジャズ、オリエンタルな作品がいい例です。

Bon Voyage

14. Melody’s Echo Chamber – Bon Voyage (Fat Possum)

無事に復帰してリリースとなって何よりです。オープニング曲が先行で出てすぐに活動が止まっていたんですが、その曲のビート感に驚いたのでアルバムが楽しみだったから、ここまで長かった。仕上がりは想像以上にグルーヴィーで、甘いサイケロックポップを身にまとった、実は優れたビート・プロデューサー。

7

13. Beach House – 7 (Sub Pop)

当たり前かもしれないけど、リリースする度に少しずつ違うトーンがある。今回はSonic Boom色ってことになるのかもしれませんが、もうバッチリはまった感じです。結局毎回好きになっちゃいます。

Beyondless

12. Iceage – Beyondless (Matador)

どんどん煙っぽいというか、イナタい感じになってます。結成から10年位は経っているけど、渋い路線になるのがやや早いような。しかし、この男の色気ムンムンの感じの音楽って最近少ないし、素直にかっこいいロック。

Wide Awake

11. Parquet Courts – Wide Awake! (Rough Trade)

思い切ったプロデュサーを起用してのファンキーな作品。でも全部を聞くと今まで通りと思う曲もあり、凄く変わったわけではないけど、このバンドの新しい部分が見れて楽しかった。