Daughn Gibson – Carnation (Sub Pop)

Sub Popに移籍したことで、アングラ・ヒーローにはなり損なった感じのシンガー。初期のミニマルハウスと煙たいソウル・ニューウェーヴの組合せが斬新だったので、その印象がまだ拭えないでおりますが、彼の新たな方向を愉しむとしましょう。エレクトロニックだったリズムは、生演奏か生ドラム・サンプルへと変り、他にもバンドのような楽器を取り入れつつ、80年代のニューロマ、ゴスポップな音作り。こう書くと分かり易いもへと変化したと思われますが、元々の異質な音楽感は引き継がれているので、アングラから脱却するはずが、より難儀なものへと変ってしまったという。 6.5 

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