Jessica Pratt – On Your Own Love Again (Drag City)

仕事中に緊急の知らせが入った。いま、家の前の木に猛禽がいる!とのこと。猛禽って昼間にフクロウじゃないし、タカなんて都内の庭にいる訳ないだろうと続報を待っていると、どうやらツミらしいと画像と一緒に送られてきた。ツミとは日本に生息する猛禽類でも最も小さい種で、漢字で雀鷹と書くようにその小ささは際立っている。小さいからといってもそこは肉食。送られてきた画像にはハトかヒヨドリか判らないが、足でしっかり捕まえ啄んでいた。調べると徐々に都市部でも見られるようになっているそうですが、実際にいることを確認出来るなんてちょっとした奇跡。 小さくても秘めた力強さっていう意味ではこの女性も通ずるところがある。今回から親レーベルに昇格してのリリースとなりました。全曲アコギと歌だけで作られており、自宅で2年かけて作ったそう。歌の部分を幾つか重ねていて、ギターと歌という最小限の音数でありながらも、シンプルさを感じさせない。それはこの特徴的な歌声がそうさせていて、本当に不思議な声。ある意味凄く実験的なフォークです。 8.0 

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